うすうす気がついてはいたのですが、、、、
娘の英語がなまってきました。
私たちはイギリスの田舎に住んでいます。けっこうな田舎です。ロンドンの郊外の街なども少し車を走らせると田園風景が広がるような田舎もありますが、私たちが住んでいるところはそのさらに上をいく田舎です。人間の人口より羊の方が多いようなところです。
なんでまたそんな田舎に住んでいるかというと、夫がここにある大学で働いているからです。
よく知られている通りイギリス英語にはいろんなアクセントがあります。こんな小さな島国なのに、各地方特有の方言があるのは日本と似ている気がします。
私たちが住んでいる地方で話されているアクセントは、イギリスの中でも独特というか、何を言ってるかわからない人の例で使われるぐらい、スタンダードなイギリス英語からかけ離れたものです。You tubeでもコケにされている動画がたくさんあります。
立ち位置的には東北弁みたいな感じ?です。立地も実際イギリスの北部です。
今ではだいぶ慣れてきましたが、初めてこの町に来た時は聞き取るのにとても苦労しました。若い人でもかなり強いアクセントがあり、高齢の人なんてもはや英語に聞こえないこともありました。
そんななまった独特の英語を、、、うちの娘は話しています。これは海外田舎暮らしあるあるなんでしょうか。
発音だけでなく、使われている言葉もこの地方でしか通じないものもたくさんあります。そんな言葉を娘はバシバシ身に付けて使いこなしています。
地元の子供ならともかく、日本人の子供が話す英語としては、ロンドンや他の国の人が聞いたらおもしろすぎるのではないかと思います。
私は昔外資系の金融機関で働いていました。当時の上司はアメリカ人で、普段のやりとりは英語でしたが、上司は日本語を習っていたので少しだけ日本語が話せました。体格も声も大きくて、いつも厳しいその上司にプレゼンするときは冷や汗かきながらやってました。
そんな上司が、日本語になると「それでね、これはね、、」 とか「でしょ~?!」とか突然オネエ言葉になるのです。日本語の先生は女性が多いので自然とそうなってしまったらしいです。今思い出しても笑えます。
話し方って大事ですよね。受ける印象が全然違います。
なまった英語がどんどん上達していく娘をみて、ちょっと複雑な毎日です。