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イギリスの田舎暮らし、バイリンガル育児、イギリス英語についてお届けします

【イギリス英語】学校関係編

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イギリス英語シリーズ、今度は学校生活編です。

娘の学校生活を通じて知ったイギリス英語をご紹介します。おそらく全て日本人にとっては馴染みのない英単語ではないでしょうか。

 

目次

 

学校関係で出てくるイギリス英語

 

1. Infant school

イギリスでは「小学校」は primary school と呼ばれます。これは日本の英語の教科書にも出てくるので、よく知られている単語だと思います。アメリカでは elementary school が一般的です。

でも、イギリスの小学校には Infant school と呼ばれる学校もあります。これは、小学校教育の前半部分のみを行う学校で、通常4歳から7歳までの子供たちが通います。

Infant school を終えた子供たちは、 junior school と呼ばれる小学校の後半部分にあたる学校へ進学します。

Primary school は、infant schooljunior school を合わせたかたちになります(4歳から始まり、11歳で卒業)。

※これは公立の場合で、私立の場合はまた呼び名が違う場合もあります。

 

日本ではどう習ったか忘れてしまいましたが、infant はアメリカ英語では baby と同意語です。例えば「新生児用チャイルドシート」は infant car seat といいます。(チャイルドシートは和製英語です)

私がアメリカからイギリスに引っ越すときに、グーグルマップで見ると家のそばに infant school があることがわかりました。てっきり保育園だと思い、仕事が見つかったときのこと考えると「徒歩圏内に保育園があるのは素晴らしい!」とひそかに思っていたのですが、引っ越してみたら小学校だった、という思い出があります。

 

2. Headteacher

Headteacher は「校長先生」の意味です。日本の英語の教科書では、校長は principal と習うのではないでしょうか。( Principal はアメリカで校長の意味で一般的に使われている言葉です。)

 

Headteacher とつなげて一語で書く場合と、head teacherと分けて書く場合があるようです。

他にも、男性の校長を headmaster 、女性の校長を headmistress という呼び方もあります。もしかしたら昔はこの呼び名がよく使われていたのかもしれませんが、今ではジェンダーニュートラルな headteacher が一般的なようです。

娘の学校の校長先生も女性ですが、 headmistress と呼ばれているのは聞いたことがないです。

 

love to learn pencil signage on wall near walking man

 

3. Parents' evening

イギリスの小学校では、年に数回、保護者と先生が面談をする日があります。

娘の通う学校では年に2回です。時間は1人10分(!)。いくらなんでも10分って短すぎなんじゃないかと思って、周りに聞いたりイギリスのママの情報交換サイトをのぞいたりしたのですが、10分~15分というのは一般的なようです。

 

この保護者と先生が面談する日のことを、parents' evening と呼びます。学校によっては、3者面談(子供も同席)のスタイルをとるところもあるようです。

 

イギリスの小学校にはなんと教科書がありません。子供たちは先生が用意した学習プリントを使って勉強します。算数や国語(英語)の授業中はノートを使っていますが、家には持って帰ってきません。

そのため、学校でどんなことをやっているかを親が知る機会が、宿題以外には普段はほとんどないのです。

この parents' evening では、先生と面談をしたあとに、journal と呼ばれる個人ファイルに入っている成果物や、子供が毎日使っている学習ノートを見ることができます。1年に2回しか見れないのでものすごく貴重な機会です。

 

ちょうど先日、娘の学校で parents' evening がありました。ノート類をじっくり見ることができてうれしかったです。自宅では日本語学習に力を入れているので、私が娘が英語で書いたものを見る機会はあまりたくさんないのです。

今は動物のことを学んでいるようです↓。くちばしって、beak じゃなくて bill って習うんですね。語彙力すぐに追い抜かされそうだなー。。

 

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4. Collect a child

イギリスの小学校では保護者の送り迎えが必須です。最終学年(11歳)になれば、家が近くの子はひとりで歩いて帰る子もいますが、見ているとそれは少数派です。

日本は1年生から保護者の付き添いなしで登下校しますが、それだけ安全な国だということだと思います。

 

保護者が、朝と放課後に学校まで子供の送り迎えをすることを school run といいます。(これはアメリカでも使われている言葉です。)

子供を朝、学校に送り届けることは、イギリスでもアメリカでも drop off my child at school といいますが、迎えに行くことはイギリスとアメリカで言い方が違います。イギリスでは、collect my child というのに対し、アメリカでは pick up my child といいます。

 

余談ですが、「車で誰かを送ってあげる」というのも、イギリスとアメリカで違います。アメリカでは、I'll give you a ride. 、イギリスでは I'll give you a lift. といいます。

 

 

 以上、【イギリス英語】学校関係編でした。

このシリーズ、まだまだ続きそうです。よろしければどうぞお付き合いくださいね。

 

 

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