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【イギリス英語とアメリカ英語の違い】 日常生活編

two woman sitting on chair near house at daytime

 

引き続きイギリス英語とアメリカ英語の違いシリーズです。今回は、日常生活で使うフレーズについてです。

最近ではイギリス英語に慣れてきて、何も思わなくなりましたが、アメリカから引っ越した直後はいろんな場面で英語の違いに驚きました。

 

目次

 

日常生活で出てくるイギリス英語

私は普段在宅で仕事をしているため、日常生活で接する人といえば、娘の学校関係者、ママ友、趣味を通じて知り合った友人、といった人たちです。

 

仕事のからみは一切ないので、カジュアルな日常会話がほとんどです。何気ない会話のなかでも、「え?今なんて言った?」「へー、そういう言い方するのね」と思うフレーズがたびたび出てきます。

 

 

1. Are you ok?(英) / How are you? (米)

アメリカでは、人と会って挨拶するときに、

 

Hi, how are you (doing) ? 

 

と聞きます。日本の学校で習う通りですね。

日本語でいうと「元気~?」みたいな感じでしょうか。相手の体調を本当にたずねているというわけではなく、「調子どう?」と声をかけて会話をスタートするために使います。

 

この "How are you?" に代わって、イギリスでは道などで人に会うと、

 

Are you ok?

 

と聞かれます。

 

これ、最初はかなり戸惑いました。

Are you ok?  は文字通りとると、「大丈夫ですか?」という意味になるからです。

 

「どうしたの?大丈夫?」と聞かれたかと思い、

 

「え、今日わたし顔色悪い?」

 

と無駄な心配をしたりしていましたが、"Are you ok?" = "How are you?" だということにしばらく経ってから気づきました。

もっと軽い感じで、"You ok?" とか、" You alright?" とかもよく言われます。

 

答え方は、" Yes, I'm ok (good!とかでも), thank you. And you?" で大丈夫です。

 

 

 

2. Have you got time? (英) / Do you have time? (米)

イギリス英語では、アメリカ英語で Do you have ~?というところを、Hav you got ~?と言います。

 

「いま時間ある?」は、アメリカ英語では

Do you have time?

ですが、イギリス英語では

Have you got time? 

になります。

 

「時間がない」は、" I haven't got time. " です。

アメリカ英語になじみがある人なら、"haven't got" って文法的にいいのか?!と思ってしまうと思いますが、イギリス英語ではいいのです。

 

そして同様に、「何かを持っている」状態は、have got を使って表します。

例: I have got a pen. (英) / I have a pen. (米) 

 

ちなみに、イギリスではお茶と一緒に食べるクッキーのことをビスケット (biscuit) と呼ぶことが多いです。

先日、娘が学校のお料理の時間にビスケットを作ったのですが、迎えに行ったときに

 

Mummy, I've got a biscuit in my pocket....!

 

と言いながら、ポッケに手を入れて、にま~っと笑いながら出てきたのですが、それを聞いて「あぁ、イギリス英語だなぁ。。」と思いました。

 

 

3. Lovely (英) / Nice, good, excellent, wondeful, perfect., etc. (米)

あとはやはりこれですね。イギリス人はラブリーを連発します。

 

ちょっとでも太陽が出ていたら、"Lovely weather today!"

➡ これはわかる。

 

レストランで運ばれてきた食事に問題がなかったかと店員に聞かれたら、"It's lovely, thank you."

➡ Lovelyは「おいしい」と言うときも使うんだな。

 

学校の先生たちの評判を聞かれて、"The teachers are all lovely."

➡ 先生がラブリーというのはちょっと違和感あるけど、「いい先生」という意味でもlovely を使うんだな。

 

受付で予約があることを伝えたら、"Lovely."

➡ ?(Great, みたいな意味だと推測。)

 

と、lovely はイギリスでは非常に応用範囲が広い言葉です。最初はちょっと気恥ずかしかったのですが、今では私もばんばん使ってます。 (夫はまだ恥ずかしくて使えない 笑)

 

 

 

おまけ:大学関係の言葉

大学関係の言葉もイギリスとアメリカではいろいろ違うようです。

夫(大学教員)もアメリカの大学からイギリスの大学へ移籍したときは、戸惑うことも多かったようです。

 

- 追試: resit exam (英) / make-up exam (米)

- 授業: module (英) / class, course (米)

- 復習する: revise (英) / review, study (米)

- 試験監督: invigilator (英) / proctor (米)

- 学期: term (英) / semester (米)

 

全然ちがいますね。。。

特に、revise がイギリス英語では「復習する」という意味というのは驚きでした。

"revise for an exam" のように使うそうです。

 

 

このイギリス英語とアメリカ英語の違いシリーズ、まだまだネタがあります。。。

 飽きられそうでちょっとこわいですが、自分用の覚書きもかねてまた記事にする予定です。

 

kamemari.hatenablog.com

 

 

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