来週から娘の学校は新学期です。学期中の平日はどうしても英語よりの生活になってしまうので、冬休み中は日本語学習に意識的に時間を使おうと思っていました。
が、家族そろって風邪をひいてしまったので残念ながら予定通りにはいきませんでした。
とは言え、休みが多いイギリスの小学校です。2月にはまた1週間お休みがあるので、そのときにキャッチアップします。
今日は冬休み中に私たちがよくやった日本語学習のための取り組みを二つご紹介します。
文章しりとり
うちの娘はしりとりが大好きです。2歳ぐらいからしていたと思います。
しりとりは語彙アップが期待できますし、待ち時間などには最適ですよね。私たちは車の中ですることが多いです。
しかし、最近の問題は、同じ言葉でぐるぐる回ってしまうことでした。「1回使った言葉は使えない」のルールですることもあるのですが、続かなくなってしまったり、無理やり変な言葉を編み出すことになったり(それはそれでおもしろいのですが)で、何かいいバリエーションはないかなと考えました。
そこで思いついたのが、文章しりとりです。短い文章を作ってしりとりをします。
です・ますで終わる文章ばかりだと、「す」で始まる文章ばかり考えることになるので、そうならないようにいろいろ工夫するところがポイントです。
イメージはかるたの文章みたいな感じです。
あっかんべーでへんなかお
おかあさん 今日のごはんはなんですか?
かえるがないてる けろけろけろ
ろっけとはっしゃ どかーん(あ!)
肯定分でも疑問文でも、どんな構文でも自由に作ってOKです。エンドレスに続けることができます。
語彙力アップだけではなく、作文力も上がるのではとちょっと期待してやっています。
単に読むだけじゃない読書
子供の読書や読み聞かせは「何冊読んだか」ということについ意識がいきがちです。もちろん量も大切だと思いますが、最近は本を読みながら娘といろいろお話をすることを心がけています。
具体的には、
- 本の中の登場人物がどうしてそういう行動をとったか
- どういう気持ちだったか
- 娘だったらどうするか
などを私が聞いて娘が答えることが多いです。
娘の答え方で娘のストーリーの理解度もよくわかります。
娘が何か誤解しているようなときは、間違っているというのではなく、それとなく「お母さんはこう思うな」というような言い方で説明をしています。読書を通じていろんな考え方をする人がいる、ということも知ってもらえるといいなと思っています。
同じストーリーでも視点が変わると全く違う感想を持つということは現実世界ではよくあります。本の世界でその予行演習ができるととてもいいのではと思います。
ただ読むだけだく、しっかり考えながら読むクセをつけることで、日本語力アップだけでなく、将来的にクリティカルリーディングのスキルなど非認知能力の面で効果があるのではないかなと思っています。
最近ではときどき娘の方からお話の解説をしてくれたりするので楽しませてもらっています。