Unce Upon a Time...

イギリスの田舎暮らし、バイリンガル育児、イギリス英語についてお届けします

続: 女子の世界はいろいろある

women sitting on rock near body of water

 

もうすぐ5歳になる娘が、最近学校のお友だち付き合いで少し困っているようです。

以前にも一度記事にしましたが、女子の世界はこの年にして、すでにいろいろあるのでしょうか。。

 

 

kamemari.hatenablog.com

 

みんなで遊ぶより2人がいい?

娘は基本的に来るもの拒まずで、あそぼー♪と誰かが寄ってきたら、誰とでも遊べるタイプです。(3歳ごろまで人見知りが激しかったので180度のキャラ変です。)

 

でも、娘が特に仲良くしているお友だちのAちゃんは、2人で遊ぶことを強く好み、3人以上で遊ぶことは嫌がります。去年の9月に学校が始まった当初は、娘とAちゃんは一日中べったりだったようです。

 

関係がだんだん複雑に、、、

Aちゃんと相思相愛だったころは良かったのですが、学校生活に慣れてくるにつれ、娘が他の子にも関心がいくようになりました。この頃から事態がちょっとややこしくなってきました。

 

Aちゃんとの関係をキープ?したままで、他の子とも遊びたい娘。でもAちゃんはそれを嫌がります。そして娘がAちゃんと一対一で遊ばないなら、Aちゃんは別の子とペアを組もうとします。

 

そして、娘が別のお友達と遊んだあと、Aちゃんが新しくできたパートナーBちゃんと2人で遊んでいるところへ「いれて~」と行くと、Aちゃんに断られてしまします。もはや浮気しといて戻って来ようとしたら、もう次の男ができていた彼氏状態です。

 

「Aちゃんはなんでいっしょに遊んでくれなくなってしまったんだろう」と悩む娘。でもAちゃんからすると、「最初に私から離れていったのはそっちでしょ」ということいになります。

めんどくさいことになってきました。

 

3人以上で遊ぶのってけっこう難しいことなのかも

silhouette of three children on beach

 娘を見ていて思い出したことがあります。

 

私が小学校1年生ごろのころ、同じクラスのお友達と3人のグループで仲良くしていました。

当時の私はあまりよく考えていませんでしたが、私以外の2人のお友達は、家も近くて、学校が終わったあともお互いの家を行き来したりして仲良くしていました(今思えばお母さん同士もお友達だったのかも)。私は放課後は学童に行っていたので、2人の家に遊びに行ったりする頻度は少なかったと思います。

 

そういう背景もあって、3人グループと言っても実際は、「仲良しの2人+私」という構図だったと思います。

それならもっと似たような環境の子と仲良くなれば良かったのですが、家が近かったり学童でいっしょのお友達はクラスが違ったりしたのだと思います。

 

小学校が始まってすぐは、いろんな保育園や幼稚園から上がってくる子がいるので、誰と仲良くなるかなんて運だと思います。

(Aちゃんと娘が一番最初にくっついたのも、お互い厳選した結果というより、「たまたま」だったと思います。)

 

私の例は極端かもしれないですが、3人(かそれ以上)で仲良くするって、子供にとってはわりと難易度の高いことなのかもしれない、と思いました。

一人リーダー肌の子がいれば、もう一人がその子の相手役(聞き役)になるので、残りの一人は立ち位置が難しくなりますよね。子供の世界もいろいろ複雑です。


親が誘導することではないような気がする。でも、、、

woman holding toddler while walking along concrete pathway surrounded by trees

傍から見てると、つい、

 

「みんなで仲良くしたらいいのに」

「Aちゃんが遊んでくれなくなっちゃったんだったら、他の子と遊べば?」

 

と思ってしまいますが、極力言わないようにしています。

親が誘導して、無理やり解決する問題ではない気がするからです。特に、娘はひとりっ子なので、同世代のお友達とのやり取りのなかで学ぶことはとても大事だと思っています。

 

「いろんな考えた方の子がいる。」

「無理やりみんなで遊ばなくてもいい。」

「嫌なことされたと思っても、いじわるでしてるわけではない(他の理由がある)かもしれない)。」

「いつも自分の思い通りにいくわけではない。」

 

など、学校生活のなかで私が娘に学んでもらいたいことはたくさんあります。

それを言葉で娘に伝えてしまうと、「そういうもんだ」とあまり深く考えずに事実として受け入れてしてしまう気がします。

できれば、お友達との関係を通じた内生的な学びのプロセスを経て、気づいてほしいなと思っています。

 

とは言うものの、、、。

「今日はAちゃんが遊んでくれなかったの。」

と悲しそうな顔で報告してくると、どうにか解決してあげたい!という気になってしまいます。「見守る」ことも育児のうちだと、自分に言い聞かせていますが、難しいです。