私は在宅で仕事をしているのですが、今日はメールが少ないなと思っていたら日本は成人の日で祝日でした。新成人の皆様、おめでとうございます㊗
イギリスは普通の月曜日なので娘は学校に行き、放課後は水泳の日です。先日はスイミングスクールについて書きましたが、今日はイギリスで4~5歳児に人気の習い事についてご紹介します。
日本では幼児に(幼児を持つ親に?)最近人気の習い事は英会話とプログラミングだそうですが、イギリスでは4~5歳児の習い事と言えば、まず最初にあがるのは運動系の習い事です。
目次
運動系の習い事
代表的なのは、サッカー(お国柄がでますね)、水泳、ダンス(バレエ、タップ、ストリートダンスなど)です。サッカーは特に男の子に人気ですが、中には女の子でもやってる子もいます。野球のリトルリーグというのは今のところ聞いたことがないです。その代わり、クリケットが盛んで学校の体育でもするそうです。学年がもう少し上がればテニスやラグビーなどまさにイギリス!というようなスポーツも増えるようです。
水泳は男女問わず人気です。先日の記事で書いたように、日本のように学校でちゃんと水泳を教えてくれないので「スイミングスクールに通わせないと泳げるようにならない!」と危機感がある親も多いです。
女子にはダンスが一番人気なような気がしますが、ジムナスティックス(体操)もよく聞きます。夏などちょっと広い芝生があれば小学生の子供たちがくるくる側転(Cartwheelとこちらでは呼ばれます)しているのをよく見かけます。上手な子が多くて驚きます。日本で側転ができる小学生ってそんなにいないですよね??少なくとも私はできませんでしたが、最近は違うのかな。でもイギリスの公園や校庭には鉄棒がないのできっと逆上がりができる子は少ないはず。。
ちょっとマイナーなところではボルダリングも。うちの娘も一時期ハマりました。毎週通うクラスから行きたいときに参加できるクラスまであります。学期中は無理はさせたくないので行ってませんが、学校が休みの期間の集中コースなどにまた行かせてあげたいと思っています。
それから年上の兄弟がいる子はそろそろお兄さんやお姉さんといっしょにボーイスカウト/ガールスカウトに参加する子も出てきています。アクティビティを計画するリーダーにもよるようですが、活発なところは年間を通して様々な経験ができるようです。
運動系以外の習い事
ピアノやバイオリンを習いだす子もまわりでちらほら出てきました。でも日本ほど「みんなピアノを習っている」という印象は受けません。楽器は学校でも選択すれば学べるところもあります。娘が通う学校は音楽に力を入れている学校で、来年から習いたければ習うこともできます。もし娘がやりたいと言い出したら何かトライさせてみるつもりです。
実は私自身が3歳から15歳までピアノをやっていたんですが、全くモノにならずで。。。娘には何かひとつ楽器ができるようになってもらいたいとこっそり思っています。
音楽系というか、パフォーミングアーツというくくりではドラマ(演劇)のクラスも人気です。歌や踊りなど幅広い表現力が身に付けられるようです。学校の家の近くにあることもあり、まわりで通っている子が多いです。性格がシャイな子だとここに通って自分の殻から出てくることを知ったと話していたママもいました。
他にもアートクラスやクッキングクラス(親子参加型)もあります。プログラミングは学校の放課後クラブの一環で学べますが、独立した教室というのはないような気がします(イギリスでも都会ならあるのかもしれないです)。
お勉強系はまだあまりまわりで始めたという話は聞きません。こちらにも公文式(Kumon)は組織としてあり、この田舎にも少し離れたもう少し大きな町まで行けば教室があります。イギリスの小学校ではフランス語の学習が始まりますが、フランス語やスペイン語のチューター(個人指導)について学ぶこともできます。日本でいう「英語教室」のような「フランス語教室」という形態は少なくともこのあたりでは聞いたことがありません。
ちなみに日本でいう「塾」は存在しません。あるのは個人指導をしてくれる家庭教師(チューター)のみです。受験対策も学校の補習も目的に合わせたチューターを雇って教えてもらうようです。
そして最後に、日本との大きな違いは送迎かなと思います。日本であれば小学生でも高学年になれば子供だけで習い事に行くこともあるかと思います。
イギリスでは学校も習い事も必ず保護者が送迎します。子供の学校と習いごとの送迎で1日が終わってしまうママの様子をmummy's taxiと言ってジョークにすることもあります。ちょっと笑えませんが。。