4歳になる娘はときどきかわいい言い間違えをして和ませてくれます。
話し出すのが遅かったので、3歳になっても舌足らずの子供っぽい発音で言い間違えをよくしていました。「だいじょうぶ?」は「だぶじゅ?」とか。かわいかったなぁ。。
言い間違えは最近はだんだん減ってきましたが、かわいい勘違いで笑わせてくれます。
ちょきんばこ
先日はこんなことがありました。
お小遣い的なものはまだあげていないのですが、娘はおばあちゃんのお家で気に入ってそのままもらってきた郵便ポストの形の貯金箱をもっています。手紙を入れる部分にコインが入れられるように穴があいているものです。もらったときに、
「これはちょきんばこっていうんだよ」
「お金を大事にここに入れておいて、たくさん貯まったら使うんだよ」
というような感じで話したと思います。
娘は家のなかで拾った(夫が放置した)コインを見つけると、
「ちょきんするの~」
と言って何度か貯金箱に入れていました。近所の人に「これでお菓子でも買いなさい」ともらった1ポンドのコインも何枚か入っています。
ある日、またコインを貯金箱に入れている娘に私が「すぐに使わないで貯金するのね」と言うと、娘は「うん♪」と言ったあとに、「でもさ・・・」とちょっと真顔になって
「お金切っちゃったらもったいなくない?」
と聞いてきました。
娘が言っている意味がわからなかったのでよく聞いてみると、娘は「ちょきんばこ」を
「ちょっきんばこ」
だと思っていたそうです!
中に入れたらチョッキンされちゃう箱だと思ってたのかな。そもそもコインは固くて切れないし。それはさぞかし疑問だったことだろうと思いながらも爆笑してしまいました。
何のお茶?
英語でもたまに笑わせてくれます。
娘はおままごととかお店屋さんごっこが大好きです。一人でも、お友達相手でも、私相手でも、ぬいぐるみ相手でも、飽きずによくやっています。
その中でも「お茶をする」というシーンがよく登場します。お茶を入れて、ケーキを用意して、はい、みんなでいただきましょう~という流れです。
ある日、娘が「今日はカフェでお茶するの」と言って、自分が店員さんになるからオーダーするように、と言いました。「あ、お茶するのは私なのね」と思いながらも、
「じゃあこのケーキとお茶をください」
と言って、そばにあったケーキとティーカップのおもちゃを指さしました。
すると娘は、
「どのお茶がいいですか?カモミールティーと、ローズヒップティーと、ルイボスティと、カパティ―があります!」
と言いました。
娘と2人で(本当の)お茶をするときは、娘でも飲めるハーブティーを入れることが多いのです。よく名前を覚えているなぁと思いながらも、ん?カパティ―なんてあったっけ?と思い、
「最後のはなんでしたか?」
と聞いてみました。
すると娘は、
「カパティ―です!」
とちょっとムキになって言います。
えー、なんのことを言ってるのかな、と思っていたら、娘が
「英語ではカパティ―というんだけど、日本語だと違うかもしれない。。。」
と言い出しました。ますます混乱する私。
で、結局なんだったかと言うと、
(a) cup of tea
のことでした!
英語で「お茶を入れましょう」って Let's make a cup of tea って言いますよね。早口の人が言うとcup of tea の部分が カッパ ティーと聞こえるのです。
きっと娘は幼稚園や学校でおままごとをした時にそれを聞いて、きっとカパティ―というお茶があるのだと思ったんだと思います。で、それをちょっと日本語風に発音してみたんだと思います。(英語の言葉で日本語では日本風の発音になるだけの言葉がある、ということは知っているので。例えばビスケットとか。)
(プリンセスの格好でオーブンの前でクッキーが焼きあがるのを待つ娘)
ところでイギリスではa cup of tea を略して"cuppa"ということを私はイギリスに来るまで知りませんでした。アメリカでは聞いたことないのでイギリスの表現だと思います。もしかしたらカナダやオーストラリアでも言うのかな?Do you have time for a cuppa?(お茶する時間ある?)というように使います。
こういう子供独特の勘違いってほんと癒されます。そして同時に、「あー子供は毎日の生活の中でいろんなことを考えて吸収してるんだなぁ」と改めて気付かされます。忙しい毎日の中でつい忘れてしまいそうになりますが、ふとした時に思い出す大事な思い出です。
明日はどんなおもしろいことを言って笑わせてくれるかな。