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イギリスに小1の壁はあるのか イギリスの小学校と日本の小学校を比べてみる:休み編

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娘が小学校に通いだしてもうすぐ3カ月が経ちます。親の心配をよそに毎日楽しく通ってるので何よりです。3カ月経ってだんだんイギリスの小学校の内情がつかめてきました。でも日本との違いに驚くことも多いです。

 

今日はイギリスの小学校の学校生活親の関わり方などを中心に日本との違いを書いてみたいと思います。小1の壁と呼ばれる、共働きの親が直面する問題についても考えてみます。

 

 

イギリスの学校は休みが多い!

日本と比べてイギリスの学校は休みがとても多いです。1年を通してどれくらい休みがaあるかというと、、、

 

1学期:9月~12月下旬まで(10月に中休みと呼ばれるお休みが1週間

   12月下旬から1月上旬まで約2週間お休み(クリスマスホリデー)

2学期:1月上旬~3月末 (2月に中休みと呼ばれるお休みが1週間

   4月半ばまで3週間お休み(イースターホリデー)

3学期:4月半ば~7月半ば (5月1週目にメイデーと呼ばれるお休みが1週間・5月最終週に中休みと呼ばれるお休みが1週間

   7月半ば~8月末まで6週間夏休み

 

こんな感じです。学校によって多少ずれがあるようですが、全体的にこんな感じです。

休み期間を全部足すと15週間(!)です。多いですよね??遠い昔ですが私が子供の頃は夏休みって1カ月だったと記憶しています。今でもそうなのかな。

 

ちなみに娘が通う学校の授業時間は8:45~3:15です。放課後クラブ(運動系、芸術系など)と呼ばれる活動をする子は4:30に終わります。

 

 

放課後や休み期間の預け先

子供が小学生になると、共働き家庭にとってまず最初に確保しないといけないのは放課後の預け先だと思います。

 

イギリスの学校にも日本と同じように学童があります。アフタースクールクラブ(After school club)と呼ばれます。私が住んでいるエリアでは、学校が運営しているところはほとんどなく、近くにある民間ナーサリー(保育園)によるものが多いです。学校が終わったら、ナーサリーまで移動するタイプと、ナーサリーのスタッフが学校まで来て敷地内の場所を借りてするタイプとあります。

 共働き率が高い小学校では学童が定員に達してしまい入れない子供もでてくるようです。

 

娘の通う学校の学童はもう1校と合同なのですが、そのわりには学童に行っている子供の数は多くないです。

なぜかというと、、、田舎ゆえのおじいちゃんおばあちゃんマンパワーが豊富にあるからです。両家のおじいちゃんおばあちゃんが徒歩圏内に住んでいるところも多いです。学校が終わる時間に迎えにいくと、迎えにきているのは半数(以上?)がおじいちゃんおばあちゃんです。

おじいちゃんおばあちゃんが近くに住んでいない都会だとまた事情が違うと予想されます。また、あまり多くはないですが、子供同士が仲良ければ親同士で助け合ったりもしています。

 

日本にはない預け先として、ブレックファストクラブ(Breakfast club)というものがあります。その名の通り、子供に学校が始まる前に朝ごはんを食べさせてくれるところです。

イギリスの小学校は5年生(10歳ぐらい)まで親の送迎が義務付けられています。学校は9時ごろに始まるので、9時かそれより早く職場についていないといけない親のために、7時半ごろから子供を預かって朝ごはんを提供してくれる場があるのです。多くは学校が運営しています。共働き家庭で、放課後はおじいちゃんおばあちゃんのお家に行く子供も、朝はブレックファストクラブに行く子も多いです。

私は子供のころ両親は共働きでした。何歳ごろからかは忘れてしまいましたが、親が出勤したあと、一人でカギを閉めて登校していた気がします。それでも当時は集団登校もあったのでなんとかなっていましたが、ブレックファストクラブがあったら良かったなぁと思います。最近は日本にもあるのでしょうか。

 

そして気になる休み期間中の預け先ですが、選択肢はいくつかあります。

まずは学童運営を受託しているナーサリーのホリデークラブと呼ばれるプログラムがあります娘の通う学校にはないですが、学校自体がホリデークラブを運営しているところもあります。

次に民間や公共のスポーツ施設などが運営するホリデークラブがあります。朝から夕方まで運動をしたりゲームをしたりして過ごします。ランチも出ます。スポーツが好きな子供には人気があるようです。

さらにチャイルドマインダー(Childminder)と呼ばれる、自宅で子供を預かってくれる人に預けることもできます。比較的誰でもできるベビーシッターと違って、チャイルドマインダーは資格のいる専門職です。一日中家で過ごすのではなく、公園や子供向けのイベントなどに連れ出してもくれます。

 

このようなオプションの組み合わせと、おじいちゃんおばあちゃん(近くにいれば)を巻き込んでなんとか6週間の夏休みを乗り切っているようです。

とは言え、一般的なイギリス人は大人も2~3週間の夏休みをとるので、6週間全ての預け先を確保しないといけない人は稀な気もします。

 学期中にある1週間の中休みはスポーツ施設などのホリデークラブに入れる人が多いようです。

 

行事ごとは平日

 ネットでちらほら見ていると、日本では学校や学童の行事ごとは週末に開催されるそうですね。平日勤務の人はいいですが、週末勤務の人はやりくりが大変なようです。

イギリスの小学校では(少なくとも娘が通う学校では)行事ごとは平日にあります。個人面談も、クリスマスなどの発表会も、保護者向けの説明会も、全て平日の昼間です。

 

うちは私がパートタイム(&在宅)、夫が大学教員(授業が入っていない限りわりと自分で仕事のスケジュールを立てられる)ということもあり、平日の昼間でもこれまであまり問題はありませんでした。

まわりはどうなのかと見渡してみると、仕事をしている保護者も子供の行事ごとは休みを取るなりして出席しているようです。これにはイギリスの職場は家族マターで仕事を抜けたり休んだりすることに対して日本より寛容なことがうかがえます。

 

長くなってしまったので、今日はイギリスと日本の学校の違い:休み編、ということにして、生活編については次回のブログで書きたいと思います。

 

 

 

 最後にぐちをひとこと。。。今日も娘の友達のバースデーパーティでした。。娘はパーティを満喫してましたが、私はぐったりです。毎回思うのですが、パパが連れて来ているところも多く、そろそろ交代制にしたいところです。。。

 

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