Unce Upon a Time...

イギリスの田舎暮らし、バイリンガル育児、イギリス英語についてお届けします

湖水地方に旅行に行ってきました

イギリス北部にはLake District (湖水地方)と呼ばれる地区があります。私たちが今住んでる街からは車で2時間半ぐらいの距離なので週末を利用して行ってきました。

 

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湖水地方に近づくにつれて車から見える景色が何もない原野から、羊の群れがわらわらいる原野に変わります。一生分の羊を見たと言ってもいいほど羊がたくさんいました。

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娘は羊が大好きなので最初は「ばーばー!ばーばー!(娘語で羊の意味。)」と興奮していました。が、途中でさすがに見飽きたようで「むーむー(牛の意味)どこ?」と言っておかしかったです。

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この地区はLake Districtと呼ばれていますが実際はMountain Districtと呼んだ方が適切なのではと思うほどたくさんの山に囲まれています。私たちは娘もまだたくさんは歩けないのでちょっと湖沿いや山の中を散歩する程度にしましたが、かなり本気の格好をした登山客の人たちがたくさんいました。

 

 また湖水地方はピーターラビットの生まれ故郷としても有名です。ピーターラビットのアトラクション施設もあり、ここは子連れでにぎわっていました。娘も1歳ごろからピーターラビットをはじめBeatrix Potterの作品を読んできたので知ってるキャラクターに会えてうれしそうにしていました。ピーターがMr McGregor から逃げる途中で上着をなくしてしまいそれをMr McGregorがかかしに着せるというシーンがあるのですが、それがうまく再現されていました。何度も何度も読まされてきた絵本のページをリアルで見ると私までテンションが上がってしまいました。

 

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イギリスに限らずヨーロッパで旅行に行くといつも思うのですが、子育てがある程度落ち着いた50~60代ぐらいのカップルが仲良く余暇を楽しんでるのをよく見かけます。ちょっと素敵なレストランも若者カップルよりも少しシニアな世代がお客さんの大半だったりします。もちろん経済的な事情もあるのでしょうが、落ち着いた大人が2人の時間を楽しんでいるのを見るといいなぁと見とれてしまいます。今は子供中心の毎日ですが娘が大きくなったら今度は夫と2人であちこち旅行に行くのも楽しみです。まだまだずっと先ですが。

今回の旅行は2歳になったばかりの娘の記憶にはおそらく残らないのだろうけど、自然の中で思いっきり走り回ったり山道を登ったりしたことは娘にはとてもいい経験だったはず。楽しんでくれたのは明らかだし、帰ってきてからすこーしだけ前より自信をもって行動ができるようになった気がします。例えば、何かとこわがりな娘は初めてのすべり台はビビッてなかなか1人で下りてこれないのですが、旅行から帰ってきた次の日に行った初めての公園ではめずらしく自分で滑っておりてきました。偶然かもしれませんがなんだか成長を感じました。