Unce Upon a Time...

イギリスの田舎暮らし、バイリンガル育児、イギリス英語についてお届けします

イギリスのPlaygroup

four boy playing ball on green grass

 

私が今住んでいる地域にはさまざまな playgroupと呼ばれる集まりがあり、毎日のようにどこかで開かれている。

Playgroupとは、就学年齢前の子供とその保護者が1~2時間ほど集まり一緒に遊ぶ場である。内容は運営している団体によって異なるが、広いスペースにおもちゃなどが置いてあって子供を連れていってただ遊ばせるだけ、というものから、しっかりアクティビティ(歌、ダンス、工作、読み聞かせなど)がプログラムされているものまである。多くは教会や自治体のホールや図書館などで週1回開催されている。子供一人あたり1~2ポンド程度払う。

 

アメリカに住んでいた時は(おそらく田舎すぎたため)このような場が一切なかったので、赤ちゃん連れで出かけられる場が限られてしまい、おまけに娘は人一倍ぐずるタイプだったので、外で大絶叫されたらどうしよう、、という恐れから娘と2人で家にこもりがちだった。こちらに来てからplaygroupのおかげで私たちの生活の質はかなり向上したと思う。

 

海外に限らず、結婚や夫の転勤などで見知らぬ土地へ引っこすと、仕事をしていない限り新しい友人を作ることは至難のわざだ。Playgroupは子供のための場であるものの、そこで会うお母さんたちと話していると「自分のために来ている」と話す人がかなり多い。

特に、0歳児の赤ちゃんを連れたお母さんたち。かわいい我が子とは言え、毎日赤ちゃんと家にこもっていると気がおかしくなるからできるだけ外出の機会を見つけるようにしていると話す。私は日本で子育てをしたことがないのでわからないが、カルチャーとして生後数カ月(中には数週間の子を連れてくる人もいる)の赤ちゃんといっしょに週に何度も外出する人は稀なのではと思う。

 

娘は7ヵ月になる直前にアメリカからイギリスに来たが、それまではほぼずっと私と家にいたので、他の赤ちゃんを見る機会がなかった。大人しか見たことがなかった娘が、初めてplaygroupに行った日の反応は、、、、、私にしがみついて号泣! よっぽどショックだったのだと思う。

今では慣れて、お友達もできて(性格的にあまり自らからんでいくタイプではないので1人で遊ぶことが多いが)笑顔で走り回っているから安心だが、あの日は私もこれからどうしたものかと思った。

イギリスのナーサリー(日本でいう保育園)は3歳からは国の補助がでるのだがそれまでは全額負担なため異様に高い。多くのナーサリーは1日あたりでチャージされ、1日(9時ごろから5時ごろまで)預けると40ポンド(約7000円)前後する。

よって富裕層を除いて、お母さん(もしくはお父さん)が家にいる家庭は3歳まではナーサリーに行かせず、playgroupに週に何度か来て子供に社会性を身に付ける機会を与えようとするようである。今のところ一人っ子の娘は年齢の近い他の子供たちと触れ合う非常によい機会だと思う。また、娘だけでなく、私もここで友人と呼べる人たちに出会えたので、playgroupさまさまである。