Unce Upon a Time...

イギリスの田舎暮らし、バイリンガル育児、イギリス英語についてお届けします

イギリスと日本の公園はこんなに違う!

woman riding swing near trees

 

私が愛読しているブロガーさんママンさんが白鳥について書かれていました。

 

www.mamannoshosai.com

 

日本では田んぼに白鳥がくるんですね。イギリスでもよく公園などで白鳥を見る機会があります。

気づかない間にこちらの暮らしに慣れてしまい、「公園に白鳥がいる」というのは日本に住む人にとってけっこう驚きだったということを思い出しました。

日本に住んでいたころと比べると「公園」と聞いてイメージするものが違ってきたなと思います。 

イギリスの公園と日本の公園ってけっこう違いがあるのです

 

目次

 

違い:遊具編 

お砂場がない! 

日本の公園では子供たちの人気No1だと思われるお砂場がイギリスの公園にはありません!

雨が多いせいかなと思っていますが、これは本当に残念なポイントです。。

 

砂遊びって本当にたくさんメリットがあります。手や指を使って細かい作業をする練習、五感の刺激、創造力アップなどいろいろありますが、日本に一時帰国したときに娘が公園のお砂場で遊ぶ姿をみて一番実感したのは社会性への貢献です。

日本の子供たちって「お砂場セット」を持って公園に行きますよね。そこで「貸して」「どうぞ」を覚えたり、助け合って共同作業をしたり、ときには喧嘩を経験したり、そういったお友達とのやりとりを学ぶ場として素晴らしいと思いました。

 

(ちなみに幼稚園の園庭にはありました。室内にも砂で遊べるコーナーがあり子供たちに大人気でした。)

 

 

鉄棒がない!

夕暮れの公園で鉄棒で逆上がりの練習。。日本では誰もが子供のころに一度は経験すると思うのですが、イギリスの公園には鉄棒がありません

うんていはあります。(漢字では雲梯って書くんですね。今変換して初めて知りました・・!雲のはしご。なんかいいですね。)上級生になると上手に渡っています。でも日本の子供たち(今は違うのかな?)が経験する「逆上がりができた!」という達成感を味わえるものではないような気がします。

 

鉄棒はないけどこういうのはありました。

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ぶら下がってみる。2歳ごろ。

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ブランコはちっちゃい子用がある

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これはイギリスの公園でいいなと思う点です。

通常こちらの公園にはブランコが必ず2種類あります。ひとつは日本と同じタイプのもの(写真右)、もうひとつは子供の体がすぽっと収まるタイプのもの(写真左)です。足を通して座るタイプのハイチェアの椅子部分をイメージしていただければいいかと思います。

よっぽど暴れないと落っこちることはないので、赤ちゃんでもお座りができるようになれば座らせてあげてゆーらゆーらしてあげることが可能です

 

3歳ぐらいまでこのタイプに乗って、3歳後半ぐらいからサポートがないベンチタイプのブランコ(日本の公園にあるタイプのブランコ)に移行する子が多いと思います。うちの娘はずっとおねーさんブランコと呼んで憧れて(?)いました。

 ネット情報によると最近では日本でもこのタイプのブランコがある公園も多くなってきたようですね。もっと普及するといいなと思います。

ちなみにブランコはカタカナで書くので外来語っぽいですが、英語ではスウィング(Swing)です。きっと「ぶらぶらする」に「こ」をつけてそう呼ばれるようになったんでしょうね。平仮名で「ぶらんこ」の方がかわいい感じがするのになぜカタカナで表記するようになったのだろう。。素朴な疑問です。

 

複合型の遊具が多い

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日本の公園の遊具はすべり台ならすべり台、ジャングルジムならジャングルジム、と独立している遊具が多い気がします。

イギリスの公園にある遊具は複合型がほとんどです。ジャングルジムのようになっている部分やボルダリングの石がついている壁からよじ登って行って、ブリッジやうんていをクリアしてすべり台でフィニッシュ!みたいな感じです。

 

一部難関をクリアしないとすべり台まで到達できない遊具の場合は、幼児の場合は途中で親がサポートしないといけないのでずっとついてあげてないといけないです。ちょっと面倒だったりします。。

ちなみにジャングルジムはイギリスではクライミングフレーム(Climbing frame)と呼ばれます。ジャングルジム(Jungle gym)はアメリカ英語だそうです。ややこしい。。。

 

  

大人用のエクササイズ器具がある

日本の公園でもちらほら見かけたことがあるような気がしますが、こちらの公園では小さな公園でも結構な確率で大人用のエクササイズ器具が設置してあります。アウトドアジム(outdoor gym) と呼ばれています。

 

子供を連れてきたお父さんがワークアウトしてたりもしますが、たいていは子供の遊び場になってしまっているので見ていてちょっと危ないです。

イメージはこんな感じのエクササイズ器具です。

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https://www.buryfreepress.co.uk/news/bury-st-edmunds-town-council-agrees-24k-for-outdoor-gym-1-7645899/

 

違い:環境編

芝生!

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イギリスの公園は基本芝生です。そしてなぜか年中青々としています。寒くて日射も少ないのにホント不思議です。この気候に耐性のある芝なんだろうか。

遊具がある部分だけ砂利や転んでも痛くないようなゴム素材が敷き詰めてあったりしますが、全体的に芝生が多いです。ひろーい芝生の上で子供たちは走り回ったり、おにごっこしたり、ボール遊びをしたり思い思いに遊びます。夏はとても気持ちいいです。

 

しかし、雨がふるとびちゃびちゃです。そして雨がやんだあともすぐには乾きません。びちゃびちゃの芝生の上を遊具めがけてダーッシュ!→(下手したら転ぶ)→全身びちゃびちゃ、となり子供が小さいうちはお着換え持参が必須となります。。

 

 

水鳥がたくさん

少し規模の大きい公園は川沿いに作られていたり、公園内に大きな池があることが多いです。

水辺には鳥がたーくさんいます。カモ、アヒル、白鳥、グースはよく見かけます。他にも日本では見かけない種類の鳥もたくさんいます。

ここが田舎だからかと思っていましたが、ロンドンのハイドパークにもたくさんいたのできっとイギリスはどこもそうなんだと思います。イギリスがバードウオッチング大国なのも頷けます。

あ、でも住宅地にあるような小さな児童公園にはいません(ママンさん、すいません、誤解させちゃったかもです!)。

 

家からちょっと離れたところにある大きな池がある公園です。一匹違うの混じってる(笑)

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白鳥さんとお話する娘。

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