Once Upon a Time...

東大卒のパートタイムママです。海外の田舎(今はイギリス)で取り組むバイリンガル育児が中心のブログです。

早期教育について思うこと

先日の「日本語学習2歳編」の記事を読んでくださった方の中には、私が文字の読み方を普通より早い段階で(1歳から)娘に教え始めたので、早期教育の一環としてしていたのかと思われる方もいるかもしれません。

でもそうではないのです。。。 

 

kamemari.hatenablog.com

 

私が子供に早めに文字の読み方を教えた理由

 

実は私早期教育にはそこまで関心はありません。

 

早期教育の効果については、研究者のあいだでも意見が分かれているようですが、何ごとも早く習得すればいいという単純な話ではなさそうです。もちろん記憶型の思考になっていまう(自分の頭で考えなくなる)などの弊害もあると私は思います。

 

私が娘に文字の読み書きを早めに教えたのには、

 

①娘が文字へ高い関心を示したから

②イギリスの学校は4歳から始まるから

 

の二つの理由があります。

子供が得意そうなことが見つかったら親はそれを伸ばしてあげたいと思いますよね。うちはたまたまそれが文字でした。

 

そして日本だったら、小学校入学までにある程度読み書きができていれば充分、できていなくても学校で学ぶのでそんなに問題にならないかと思います。

 

でもイギリスで暮らす我が家の場合は、そのペースでいくと、学校で英語の読み書きを習うのが先に始まってしまいます。イギリスでは4歳から学校に通いだすため、日本で1年生になる7歳ごろにはかなり英語の学習が進んでいることになります。

そうなると日本語より英語が先行してしまうことが目に見えてました。

英語が先に読めるようになってしまったら、英語で満足してしまって日本語を読めるようになりたいという意欲がなくなってしまうのではないかと考えました。

 

4歳で学校に行くようになってから英語と日本語の読み書きを同時並行で習得させることも考えましたが、それはさらにハードルが高いように感じました。その結果、4歳までには日本語の読み書きがある程度できるようになっていればいいなと思い、その方向で家庭で日本語学習を続けました。

 

今娘は準備学年と呼ばれる小学校の最初の学年です。学校でするフォニックスの勉強も楽しんでいて習得もスムーズです。

日本語のひらがなとカタカナの読みについてはもう心配することが少ないので、私も余裕をもって英語の宿題などを見てあげることができます。漢字に関しては娘の気の向くままにのんびりペースでやっています。

 

もちろんうちみたい早くからしなくても、日本語も現地語も難なく読み書きが身につくお子さんもいると思います。子供によってケースはいろいろだと思いますが、娘の場合はいま同時進行で日本語もやっていたらきっとかなりストレスになっていたと思います。

私もいやになって、「もうとりあえず英語だけでいいや」となっていたかもしれません。。。

 

 

早期教育の効果

早期教育の是非についてはさまざまな意見があるようです。私が読んだところでは以下のような感じでした。

 

① 一般的に、早期教育によるIQへの効果は入学後数年でなくなる(小学校中学年以降は早期教育を受けた子と受けなかった子の成績は変わらない)。

 

② 一部の非常に高い知能を持つ子供(ギフテッド: Gifited)は早期教育を施すことでより能力を伸ばすことができ持っている力を発揮することができるようになる。

 

③ 早期教育は忍耐力や計画力など非認知能力と呼ばれるスキルと関係があり、その効果は大人になっても継続するらしい。

 

研究によると、一般的に、子供に幼少期から先取り教育を施すことで、学校に行くようになってからの成績が、しなかったときと比べて良くなることはあまり期待できないようです。つまり、早期教育をしたからといって、遺伝子で大半が決まっていると言われる生まれ持った頭の良さが各段に上がることは期待できないということです。

これについては、ノーベル賞を受賞した経済学者のヘックマン教授たちによる追跡調査が有名です。

その一方で、IQでは測れない社会の中で必要となるスキルには貢献するかもしれない、ということです。

 

 

これは私個人的な考え方ですが、幼児期にする早期教育を含め先取り学習というのはとても効率が悪いと思います。いずれその年齢になればもっと簡単にできることを数倍のエネルギーと時間をかけてさせてることになります。

だったらそのエネルギーと時間を他のことに使う方が有意義なのではと思います。

 

とは言え、うちではくもんのドリルなどを使って少しだけ足し算や引き算、思考を鍛えるゲーム(迷路など)などはやっています。え、矛盾してるんじゃないのと言われそうですが、その理由は、早期教育は子供の関心を引き出すプロセスとしては有効なのではと私は思うからです。

自分の遺伝子を引き継いだ我が子とはいえ、子供が何が得意かはやってみないとわからない部分もあります。早期教育をするなかで、子供の隠れた才能を見つけてあげることができればそれはそれでいいのではないかと思います。

そしてなにより子供と親が楽しめながらいっしょにできれば、それだけでもう十分だと思います。

 

ちなみにですが、私も夫も早期教育的なものは一切受けていませんでしたが東大に行けました。私は公立小学校→中学受験して私立一貫校、夫は小中高と全部公立でとても安上がりです。娘にもぜひ安上がりコースで行ってもらいたいところです^^