Unce Upon a Time...

イギリスの田舎暮らし、バイリンガル育児、イギリス英語についてお届けします

イギリスで育児 いいところ編

man and woman lifting girl

 

イギリスに来て約1年半になる。アメリカで産まれ生後6カ月でイギリスに来た娘も2歳になった。イギリスで育児をする中で私が日々体験する良い面と悪い面をまとめてみたい。(しかしこれから書くことは私が住んでいる北部の田舎限定の話であり、ロンドンはまったく違う可能性もあるのでその点はご注意いただきたい。)

 まずは良いところから。

1.人が子連れにやさしい

これは育児をする上で最重要ポイントな気がする。日本では電車の中でのベビーカー論争などが巻き起こっていたが、こちらで子連れで外出すると電車の中や公共の場であまりに人に優しくされるので最初は戸惑うほどであった。

例えば私が使っているバギーはイギリスではよく見かける車輪がどっしりしたタイプで非常に重い。最近少しライトタイプに買い換えたのだが、前まで使っていたものは娘を乗せない状態で11キロあった。そしてこちらの電車は電車というよりは鉄道と呼ぶ方がふさわしく思えるような車体のもので、乗り込むときにけっこうな段差がある。それでも、この1年半の間、ひとりで出かける際もバギーを持ち上げられなくて困った、ということは1度もない。必ず誰かが当たり前のように助けてくれる。電車の中で娘がぐずったらあやしてくれる人も多い。また、泣いていなくても、娘が興味をもって見つめると 満面のスマイルで"Hello!"から始まり、「かわいいわね、何歳?」とか「お名前は?」とか「うちの子はこうで・・」などと話しかけてくれる人はとても多い。なんでもないことなのだが、このような短い会話があるかないかでその空間に「受け入れられた感」が得られるので子連れの母親としてはとても気楽に外出ができる。

またレストランでも同様で、お店の人たちは子連れにとてもやさしい。もちろん事前にChild friendlyをうたっているいるところをネットで調べたり、子供のいる友人に情報をもらったりしてレストランを選ぶことが多いのだが、たまに行き当たりばったりでお店に入ることもある。そういう時でもスタッフの人たちは非常によくサービスをしてくれる。思い返しても、子連れで食事に行って嫌な思いをした、という経験が今のところない。

 

2.プレイグループが充実してる

何度もブログで書いているが、私はプレイグループに本当に助けられている。プレイグループがなかった2歳児といっしょに家で引きこもりかと思うと本当にぞっとする。

日本にも児童館や支援センターなどがあるのでこの点はあまり変わらないかもしれないが、その充実度(人口に対する施設数)としてはこちらの方が上ではないかと思う。私が住んでいるカウンティは中心地の人口が約4万人、カウンティ全体で約6万人という規模だが、プレイグループはいたるところにある。毎週月曜日から金曜日まで行こうと思えば毎日どこかにお出かけ先がある。おそらく日本で同規模の地方都市にはここまでたくさんの児童館や支援センターはないのではないだろうか。

 

プレイグループに関する過去記事

kamemari.hatenablog.com

 

 

kamemari.hatenablog.com

 

3.子供をとりまく環境がおおらか/いい意味で適当 

 最後に、これは性格の問題かもしれないが、まわりのお母さんたちがいい意味で適当な人たちが多い。私は他人にどう見られているかをいちいち気にしてしまうめんどくさい性格なため、これは助かる。

例えば外出先で娘の行儀が多少悪くても、「家でちゃんとしつけをしてないんだわ」などと白い目で見られていないか気にする必要はない。誰も人のことなんて気にしちゃない。プレイグループでも集団で何かをするべきときに誰か1人マイペースで個人行動をする子がいてもそれはそれでOK。子供はそれぞれ自分が興味をあることをすればいいのだと親も無理に子供を参加させようとしない。

皆でいっしょにランチに行くときや、お家であそぶときも、非常に気楽である。最近天気がいい日は外でピクニックをしたりすることも多いが、最近持って行くランチがマンネリだなと思い「2歳 お弁当」でイメージ検索をして驚愕したことがある。いや、日本で育児中のお母さんたち、ほんとすごいです。。私が普段作ってるお弁当(と呼んでいいのかもはやわからず)なんて日本では人前で見せれない、、と思ってしまう。

 

長くなってしまったので、悪いところはまた次のブログに書こうと思う。いいところもたくさんあるが悪いところももちろんたくさん。