赤ちゃんとお出かけ中に人から話しかけられることについて

私は娘と外出中にいろんな場面で知らない人から話しかけられる。赤信号で止まっているとき、レジで並んでいるとき、バスにのっているとき。話しかけてくれる人はおそらく娘と同じ年ごろの孫がいるのであろう高齢者の方が多いが、大学生風の若者もわりといる。この町は大学街なので学生が多いのだ。

この町に来てすぐのころは、娘はまだ6ヵ月半だった。娘はベビーカーが大嫌いだったのでよく抱っこひもでお出かけをした。見知らずの土地にきて知り合いと呼べる人もいないなかで一人ぼっちで子育てをしていた私にとって、街中で声をかけてくれる人たちの存在はものすごくありがたかった。機嫌が悪くて何をしても泣き止まない娘を抱っこひもにいれて疲れ切って外に連れ出し散歩をしているときなどに、「あらあら今日はご機嫌ななめなのねー。そういう日もあるわよね。私にだっていい日と悪い日があるわ。あなた(娘に向かって)にだってあるわよねぇ。」と優しく話しかけてくれたおばさんの顔と声は今でもよく覚えている。というか、これを書いているだけで泣きそうになる。それぐらいあの日はあの方がかけてくれた言葉に救われたのだ。

 

 

ロクパパさんが以前書かれていたこの記事にもすごく共感できる。外出中に赤ちゃんが泣き出したときに1人でオロオロするのと、その泣いてる赤ちゃんにポジティブな言葉をかけてもらうのとでは全然ちがう。とくに新米ママにとっては。一度でもこういう経験をすると赤ちゃん連れで外出することに対する精神的なハードルがぐっと下がって変にかまえずにお出かけができるようになると思う。

 

ekakipapa.hatenablog.com

 

 そんな個人的な経験もあり、私は赤ちゃん連れでお出かけをしているときに知らない人から話しかけられることについてとてもポジティブに捉えている。また私も外出中に赤ちゃん連れの人と会ったら、話しかけなくとも赤ちゃんをみて微笑むようにしている。誰だって我が子を「かわいいわね」という目で見られたら嬉しいと思う。

 

赤ちゃんとのお出かけ中に人から話しかけられるのを嫌がる人もいる?

ところが、どうやら必ずしもそうではないことを知った。ネット上には日本で子育て中のお母さんたちによる「赤ちゃんと外出中に外で話しかけられるのがいやだ」「どうすれば話しかけられないようにできるか」などの書き込みがある。最初読んだときは驚いたが、よく読んでみると、それは多くの場合「話しかけられるのがいや」なのではなく、「知らない人に自分の子をさわられるのがいや」なのだということがわかった。

どうやら話しかけられるときに、かなりの割合で赤ちゃんのほっぺたや体などをベタベタさわられ、それがいやだ、ということらしい。中には声もかけずにいきなりさわってくる人もいるらしい。つまりマナーの問題だ。中には中高年の男性が女の子の赤ちゃんをさわるのは痴漢といっしょで許せないという声もあった。

 

私は個人的に娘を知らない人にべたべたさわられたことはない。だっこ紐時代に飛び出てる足をちょっとさわられたり、ベビーカーになってからほっぺたをつんつんされたことは数回ある。でも特にそれに対して嫌な思いをした記憶はない。単にラッキーだったのかもしれない。確かに知らない人に自分の子を急にべたべた触られたら拒否反応を示すお母さんは多いと思う。一種の母性本能だ。衛生面の心配も大きいが、子供がびっくりして怖がる(そして泣いちゃう)かもしれない、というのもあると思う。さらに睡眠不足続きでへろへろなお母さんは普段だったら気にしないようなことにも神経質になっている可能性もある。

 

そんなマナー違反をする人のせいで赤ちゃん連れでお出かけをしたくなくなるお母さんがいるなんてとても残念なことだと思う。少なくとも専業主婦や育休中のお母さんにとっては、お出かけ中に知らない人と世間話をすることは社会と触れる数少ない機会になるし、私のようにいっぱいいっぱいだった時に知らない人からちょっと声をかけてもらえるだけで気分がぐっと軽くなることだってある。ベビーカー問題など日本はただでさえ赤ちゃんと外に出るのをしぶってしまう要因が多いようにみえる。これ以上赤ちゃんとのお出かけが難しくならないことを願う。

 

街中で赤ちゃんを見かけたらいきなりさわらないようにしましょう!